こんにちは、つねです。
今回は計測方法の違い、ツールの特徴設定により取得可能な情報などについて解説します。
※本記事はウェブ解析士の試験内容の復習として筆者がまとめたものになります。興味ある方はぜひ資格を(^_^)
アクセス解析の種類
ウェブサイトのアクセス解析ツールの代表的な2つの方式を紹介します。
ウェブビーコン方式
Googleアナリティクスは、最も一般的に利用される手法の代表的な例です。
ウェブ解析を行うために、ウェブページ(HTMLファイル)に埋め込まれたJavaScriptなどを使用し、アクセスログをサーバーに送信する方法です。
サーバーログ方式
ウェブサーバーに蓄積されるログを解析する手法は、いくつかの方法があります。
一つは、ログをダウンロードしてパソコン内で解析する方法です。ログファイルを取得し、専用の解析ソフトウェアを使用してデータを分析します。
もう一つの方法は、サーバーに解析ソフトウェアをインストールして解析を行う方法です。ログファイルはサーバー上で直接解析され、結果が得られます。
このような手法は、ウェブビーコン型の設定をする前の段階での解析や、ビーコン型で測定できない画像ファイルなどの解析に使用されます。
エリア分析・組織名分析でのIPアドレスの活用
インターネットの接続ポイントごとにIPアドレスを割り当てているため、どこからアクセスされたのかを推定することは可能です。
また、「どこどこJP」というサービスを導入すると、IPアドレスを使用して組織名を特定することができます。
このサービスは、Googleアナリティクスなどの解析ツールによってIPアドレスから組織名が判定されることを防ぐために利用されます。
アクセス解析ツール
代表的なアクセス解析ツールの紹介です。
- Googleアナリティクス(GA4)
- Adobe Analytics(※有料版のみの提供)
- Matomo
GA4の解析設計
GA4のアカウント構成する用語です。
- Googleアナリティクスアカウント
- プロパティ:新規でウェブサイトやアプロのレポートデータをまとめるもの。
- データストリーム:プロパティの中でウェブサイトやアプリからGoogleアナリティクスへのデータの流れを測定するもの。(ウェブサイトの場合:測定IDは(G--))
クロスドメイントラッキング
異なる複数のドメインを跨いで一貫した計測を行う場合に設定します。
クロスドメイン測定を行っていない場合、ユーザーが別のドメインへ移動するたびに新しいCoolieと新しいIDが設定されてしまいます。
データ保持期間
GA4のデータ保持期間は最大14ヶ月です。
イベントとコンバージョン設定
ウェブ解析におけるコンバージョンとは、サイト上の目標のことです。
コンバージョンを設定するとサイトでの目標達成回数などを計測できます。
GA4で取得できるイベント
イベントとは「ウェブサイト上でのユーザーの行動データ」のことです。
具体的に以下の4点です。
- 自動収集イベント
- 拡張計測機能イベント:スクロール数、離脱クリック数、サイト内検索、動画エンゲージメント、ファイルのダウンロードなどが自動的に取得してくれるイベント(拡張計測機能イベントも含む)である。
- 推奨イベント:GA4側で事前に定義したイベントのことで、ユーザーがログインした時、ユーザーがお客様のコンテンツを検索した時、ユーザーがカートに商品を追加した時、ユーザーが購入を完了した時が挙げられる。
- カスタムイベント
GA4を利用してアクセス解析を行う際に重要なカスタムイベントの作成は、ウェブ分析に必要な技術です。