こんにちは、つねです。
今回は2023年4月からWebデザインとサラダボウル屋のダブルワークをやってます。
なかなか経験する人もいないことかなと思いますので、ダブルワークを始めて4ヶ月たって感じたこともたくさんあるので、一度記事にして残そうと思いました。
ポイント
- 4月〜7月までサラダボウル屋ではどんなことをやっていたのか?
- ダブルワークでどんな生活スタイルを送っていたのか?
- ぶっちゃけダブルワーク、体力もった?
- 8月に1カ月間臨時休業する理由は?
- 実際やってみてよかったこと、悪かったこと
- 今後の展望
この6項目に分けてお伝えします。
どうしてサラダボウル屋をやろうと思ったのかはこちらの記事をご覧いただけると嬉しいです。
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実は、4月中旬に飲食店をオープンします。
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飲食店経営や人を雇う(アルバイトだけど)こと自体初めてで、その割には頑張った方じゃないかなと思ってます(笑)
ただ楽しさ半分、しんどさ半分、マネタイズはもっと頑張らないといけないな、これが正直なところです。
※サラダボウル屋(MAKE D SALAD DAYS)は8月にメニューリニューアルのため1カ月間の臨時休業をしてます。そのためこのタイミングで振り返っておこうと思いました。
4月〜7月までサラダボウル屋ではどんなことをやっていたのか?
メニュー開発は相方メインでやっていただいていたので、僕は下記の業務をやっていました。
- 店頭に立って営業
- 仕込みをすること
- オペレーションの一部作成
- 一部発注業務
- 食材管理
- 資金管理
- 帳簿付
- SNSやGoogleMAPなど集客業務
- イベント出店(マルシェ)の準備
- 広告物、販促物作成
- スタッフ指導
- 事業戦略
集客に関しては4月,5月はSNS投稿に力を入れ、6月からは知り合いのインスタグラマーの方に投稿してもらったり、ポスティングなどに力を入れていきました。
常にやれることを手当たり次第していたので、やってることは月ごとでバラバラでした。
帳簿付はデザイン業務でもやっていたのですが、飲食店になると毎日仕入れや、売り上げも発生するのでその記帳の仕方が最初は分からず大変でした。
飲食店では毎日お金が変動するので、レジ締めの重要性も改めて感じました。
(昔、飲食店アルバイトをしていたときのレジ締めで記録を何度もしたり、報告をする理由がなんとなく分かりました)
全てが慣れるまで大変だったので、4月、5月は営業日が「金・土・日」の週3営業、
ある程度慣れてきて顧客の入り方も調べたかったので、6月から営業日が「火〜日」の週6営業に変更してました。
「富山 サラダ」で検索すると自分のお店がGoogle Mapでトップで表示されていることにはWeb解析の勉強して良かったなと思いました!
(※臨時休業中はトップから落ちてます...)
ダブルワークでどんな生活スタイルを送っていたのか?
朝7時〜10時30分までデザインの仕事、10時30分から18時ごろまでサラダボウル屋の営業と仕込み、19時ごろから23時ごろまでデザインの仕事をしてました。
6月からの営業日数を増やしてからは、お手伝いしてくれる方も出来て、助かっていた部分も大きかったのですが、
デザインの仕事は時期によって忙しい時とも重なったので、そこら辺は、若さでなんとか乗り切ってました(笑)
スタッフを雇っても教育期間が必要で、人に何かを教えるのがあまり得意ではなかったので、それも僕の中では大変な方の業務でした。
でも手伝ってくれるスタッフも優しく、物覚えもいい方だったので、本当に感謝です。
スタッフに教えている時、自分の頭で考えて行動できる人ってすごくいいなと改めて感じました。
(サラダボウル屋のお手伝いをしてくれる方はみんな自分で考えて行動してくれる人ばかりで業務の負担がグッと減ってたと思います。)
ぶっちゃけダブルワーク、体力もった?
ぶっちゃけダブルワーク、7月後半は体力持ってませんでした( ・∇・)
5月までは週3営業だったから両立できていたのですが、6月から週6営業に変更して、徐々にデザインの仕事がたまるようになってしまい、7月後半はMakuakeの仕事も大詰めだったので割と忙しかったです...
それでもスタッフや相棒の力、お店に来てくれるみなさんのおかげもあってなんとか7月まで乗り切ることができました。
両立は大変だったけど、営業日を増やして、スタッフを雇った経験をしたから見えたこともあるし、調理マニュアルも進んだかなと思いますので、試し試しでも訪れてくれる方や付いて来てくれる方には本当に感謝です。
本当のことを言えば6月後半からデリバリーも開始したかったのですが、デザインの仕事をしながらだとそこまで手が回らなかったので、急ぎすぎたかなと反省してます。
(あと自分の体力にも過信してました...)
8月に1カ月間臨時休業する理由は?
8月、お店を1ヶ月間お休みをする理由は、メニューを一新するからです。
ではどうしてメニューを一新しようと思ったのかというと今もメニューよりもっと「体を作る」にこだわった料理を提供したいという思いからです。
営業しながらだとメニュー開発に時間が取れないから1ヶ月間丸々お休みしよう、と相棒から提案してくれました。
正直、僕の中でもこのまま続けていっても現状がピークなような気がしていたので、相方の意見には大賛成で同じことを思っていてくれていたような気がして嬉しかったです。
このようにメニューを一新する気持ちになったものお店の営業を続けて、お客さんと交流することがきっかけでした。
実際やってみてよかったこと、悪かったこと
飲食店を経営して、良かったこと、悪かったことをお伝えします。
まず悪かったことは、デザインスキルアップに時間を費やせなくなってしまってたことです。
料理もすることも好きですが、それ以上にデザインが好きなんだなとやっててこの期間でさらに思うようになりました。
お店を立ち上げる3月までは、デザインの業務を行い、余った時間でスキルアップのための時間に費やせていました。
それがダブルワークになることでサラダボウルの営業はもちろん、他にも仕込みに時間を割いたり、イベント出店や販路開拓などに時間を割いたりなどでなかなか時間が取れませんでした。
今の働き方を続けるとどっちも中途半端でやりたいことに手付かずになる可能性があると思いました。
ただ本当に悪かったことは上記の1点(デザインスキルアップに時間を費やせなくなってしまってたこと)だけでそれ以上にやってみて良かったことの方が多かったです。
実際にお店をやったことで良かったことが、下記の点です。
- 新たな人脈が増えた(そこから案件にも繋がった)
- 新聞や雑誌、登壇の機会やTVの取材もきた
- 人を雇う大変さを知った
- お店の経営の仕方も体験できた
- 飲食店の繋がりもできた
- 飲食店の大変さも実感できた
- 自分たちの力でお店を作り、そこにお客さんが訪れるという循環が作れた。
- 自分たちのお店にリピートしてくれる方ができた。
これらの経験は実際にお店を始めなかったら得ることができない経験だと思うので、改めてやって良かったなと感じています。
最初は自分の好奇心から相方と始めたお店ですが、少しずつ広まっていってていろんなお客さんに来ていただけたことが1番やってて良かったことです。
ただサラダボウル屋に時間を割きすぎて、デザインの時間が今までより少なくなったことで改めて僕はデザインが好きなんだということ、
サラダボウル屋オープン当初はマーケティング関連のこともやっていたが、途中からそこまで手が回らなくなり、お店の営業に時間を割き始めたことで、改めて事業経営や、マーケティングが好きなんだということを感じました。
今後の展望
先を見据えてやっていたわけではないので、最近まで面白そうなことにはなんでも手を出していました。
しかし、やりたいことになんでも手を出すと時間がなくなることをここ最近思うようになりました。
...そのせいで周りにも迷惑をかけたこともあります。
時間がなくなってきたのは今までの自分と比較して(自惚れかもしれませんが)、自分のことを認めてくれる人が増えてきた証なのかなと思ってます。
一年前は仕事をしても正直、時間が余っていました。(しかも低単価すぎた)
それだからSNS投稿も営業もしてました。
その経験を経て今の自分がいると思うので、過去の勉強や仕事は無駄じゃなかった、続けて来て良かったと思う気持ちがある反面、
まだまだデザイナーとしてのスキルも足りないし、感性も足りないからもっと磨きたいと思ってます。
しかし、飲食店業とダブルワークでやると、飲食店なんてやれることはほんと山積みなので時間がなくなってしまいます。
そこに時間を使いすぎると本当に自分のやるべきこと、やりたいことに時間を使うことができない思うようになりました。
まさに選択と集中だと思います。
僕の1番やりたいことはデザインです。
「公益財団法人日本デザイン振興会」によると、デザインには「設計」という意味があり、デザインの中心には「ヒト」や「社会」があり、「そのヒト(社会)には何が必要だろうか?そして何を設計すべきか?」を考える、これが現代の「デザイン」という言葉の定義において最も重要な中心核だと言われています。
Webデザインやグラフィックデザインもデザインの一種です。
僕自身もまだ「デザインとは何か?」をうまいこと言語化できませんが、デザインとは問題解決に必要なものだと思っているので、マーケティングも一種のデザインだと思うし、デザインという人工物は今を生きる人には必要だと思います。
幅広い表現をできるデザイナーになるには、日々いろんな体験することが大事だと思ってます。
その経験が自分のデザインに活きると思っているので、サラダボウル屋経営も続けていきます。
ただ、サラダボウル屋の経験を得てこれからどうするのか、将来自分は何になりたいのかなどを明確にしないと経験も無駄になってしまうような気がするので、今後はもっと明確にしてサラダボウル屋でやっていくことも変えていこうと思います。
最後になりますが、色んな人に助けられ、色んな人関わってやれるサラダボウル事業は本当に楽しいです。
ただ楽しいだけでは自己満足になって仕事ではないので、楽しいを仕事にして、スタッフを雇ってその人がちゃんとサラダボウル屋でも生活できるまでの道を作ることを僕の使命だと思って、9月からは頑張っていこうと思います。
(その道を「デザイン」するのが僕の目指すデザイナー像といえば響きがいいのかな(笑))
最後までご覧いただきありがとうございました。