こんにちは、つねです。
ウェブ解析コラムです。
今回はサービス・ドミナント・ロジックについてです。
※本記事はウェブ解析の試験内容の復習として筆者がまとめたものになります。興味ある方はぜひ資格を(^_^)
イノベーションのジレンマ
「イノベーションのジレンマ」とは、企業経営の理論の一つと言われています。製品の改善に力を注ぎ、既存の顧客を満足させる努力をしますが、やがて限界に達します。その時、革新的なアイデアや製品が登場しても、最初は市場に受け入れられないことがあります。しかし、徐々にその新しいものが市場を侵食していくのです。
重要なのは、イノベーションは製品を作ることではなく、その製品が実際に受け入れられることだということです。
サービス・ドミナント・ロジック
サービス・ドミナント・ロジック(SDロジック)は、企業と顧客の間の取引をサービスを中心に据えるアプローチです。
これは、商取引や事業活動を見る際に重要なマインドセットの一つでもあります。
モノ中心のマーケティング
SDロジックを理解するためには、逆のグッド・ドミナント・ロジックから考える必要があります。
かつて、マーケティングは、有形の製品をどのように効率的に販売するかが重要なポイントでした。
製品は特定の流通経路を経て消費者に届けられ、消費者は代金を支払い、製品を受け取って消費するというプロセスがありました。
(これは当たり前のことであり、マーケティングの4Pもグッド・ドミナント・ロジックを中心に考えられていました)
コト中心のマーケティング
SDロジックは、ビジネスの焦点がコト(サービス)に置かれているビジネスモデルです。
スタバを例に取ると、客がコーヒーを一杯飲むために来るのではなく、その時間を楽しむこと(経験)が重要視されています。
サービスに重点を置くと、クライアント企業が競争状況を考える際には、従来とは異なる業界(異業種)からの競合企業が浮上する可能性があるということです。
SDロジックの基本的な考え方
価値は誰が決めるかによって変わってきます。。
SDロジックでは、価値は企業が決め、顧客に向けて一方的に送り届けるのではなく、顧客と共に決めるものと捉えられています。
文脈的価値:GDロジックでは、価値は交換価値として考えられる(そのモノが交換される時の価値(=価格))、がSDロジックでは、「提供者側から供給されたサービスが使用される顧客特有の文脈に置いて、顧客が主観的に知覚する価値」
価値共創:SDロジックが特に重要である理由はサービスの価値を決めるのは誰かという問題。
同じ人での使う場面によって価値に差が出る。このような価値は顧客と共に創り上げる。
SDロジックは病院や自治体、教育の場面にも導入傾向が強まっている。