こんにちは、つねです。
今回はエフィクチュエーションについて語ります。
私も予算の少ない仕事をする上で大切にしている考え方です。
エフィクチュエーションとは?
「エフィクチュエーション」とは、成功した起業家が共有する思考プロセスや行動様式を指します。
従来のビジネス手法は「目標」を立て、それに向けて「計画」を策定し、実行する「コーゼーション」が主流でした。
この手法は予測可能な時代には有効ですが、状況が変化する中で計画を実行する際には、しばしば効果を発揮できません。
エフィクチュエーションの重要な考え方の一つは、機会は「発見」するものではなく、現在持っている既存の資源(能力、専門知識、人脈など)から最初に行動を起こすことです。
以下では、エフィクチュエーションの基本原則と世界観について詳しく説明します!!
原則1:「手中の鳥」の原則
自分が現在手にしているリソースや手段を起点にして、可能な結果を設計します。
目標に逆算して手段を選択するのではなく、手元にある手段から行動を開始します。
普遍的に使える手持ちの手段としては、「自己のアイデンティティ」、「所持している知識」、「繋がっている人脈」の3つが一般的に挙げられます。
原則2:「許容可能な損失」の原則
不確実性の高い状況下では、まず失敗が生じることを前提とし、行動を選択する際には「その失敗は許容可能か」という考え方を基準にします。
人や企業、ライフステージなどによっても、どこまでの損失を許容できるかは異なるでしょう。
原則3:「クレイジーキルト」の原則
コミットする意思を持つすべての関与者と交渉することです。
「クレイジーキルト」とは、もともと不定形の布をパズルのように縫い合わせたキルトのことを指します。この原則では、周囲にいるさまざまな関係者と協力しながら、パートナーシップを構築していくことが重要です。
競合相手をライバル視したり、敵対心を持ったり、差別化を追求することではなく、むしろ「みんなと協力できることは何か」と考えることが求められます。
原則4:「レモネード」の原則
不確実性や予期せぬ出来事をリソースと捉え、テコとして活用することです。
酸っぱいレモンはそのままでは食べられないものですが、通常は不要と思われるかもしれません。しかし、砂糖を加えてレモネードを作ることで、おいしく飲むことができます。
予測不可能な事態が起こることを、ただ失敗と見なしたり不要なものと考えるのではなく、その捉え方や使い方を変えて活かすことが、レモネードの原則なのです。
世界観「飛行機の中のパイロット」の原則
予測に頼るのではなく、コントロールによって望ましい結果に導くことです。
すでに飛び立った飛行機のパイロットが期待されているのは予測不能が事態が起きても、操作して対応することです。
この考えが4つの原則を貫く世界観です。
要するにウェブ解析ではこの「現状起きている状況」を知る技術の一つということになります。