マーケティング

【第4回:ウェブマーケコラム】ウェブ解析に使われる4つの視点【数値の計算あり】

2023年2月5日

こんにちは、つねです。

今回のウェブマーケコラムでは、ウェブ解析士に必要な用語と指標、それとデータ通信の仕組みについてです。

ウェブ解析で使うデータの絞り込み、データの項目、指標の定義と使い方について紹介したいと思います。

※本記事はウェブ解析の試験内容の復習として筆者がまとめたものになります。興味ある方はぜひ資格を(^_^)

解析に必要な4つの視点

  • ディメンション
  • メトリクス
  • フィルタ
  • セグメント

この4つの視点はアクセス解析以外にもさまざまなウェブツールで使われており、ほぼ全てのウェブ解析データを整理できます。

ディメンション

データ項目のこと。性別や日別、ページ別、流入元別などを指します。

メトリクス

データの指標のこと。ページビュー数、直帰率、滞在時間といった数値や合計、平均、割合など、項目を判断したり評価したりするための指標です。

セグメント

データとして記録されるユーザーの行動を、特定の条件で絞り込む機能です。

フィルタ

特定の条件に合致するデータを含めたり、除外したりして集計するための絞り込み。

セグメントは対象とするデータを絞り込むのに対して、フィルタは集計されたものをディメンションで絞り込みます。

Instagramで流入した人だけのページ別アクセス数」はセグメントで「男性のみが見ていたページ別アクセス数」はフィルタ。

オウンドメディアに関する特に難しい指標

オウンドメディアに関する指標はたくさんありますが今回は筆者が特に難しいと感じた用語に抜粋して紹介します。

全ての用語はウェブ解析士公式テキストに記載されております。

・イベント:ユーザーが起こしたウェブサイト上の操作や行動。ページビューやクリック、ページのスクロール、フォームの送信、動画の再生などが該当。

・セッション数:セッションとはウェブサイトにアクセスしたユーザーがサイト内を閲覧し始め、離脱するまでの一連の行動。

・ユニークページビュー数:同一セッション内で同一ページを複数回見ても、重複してカウントしないページビュー数。同一セッション内で「ページA、ページB、ページA」と遷移した場合、ページAのページビュー数は2だがユニークページビュー数は1である。

・直帰率:サイトの入口となったページだけを見て離脱する率

ポイント

サイト全体の直帰率=(直帰数/セクション数)*100

・離脱数、離脱率:Webサイト外への移動やブラウザを閉じるなど、サイトを離脱する行動やセッションがキレる行動を指す。直帰も離脱に含まれる。

ポイント

離脱率(%)=(離脱数/ページビュー数)*100

【GA4の場合】離脱率(%)=(離脱数/セッション数)*100

ヒット数:ページに関連するファイルを全部まとめてウェブ解析ツールにデータを送信している数(構成されているHTMLの数)。

ペイドメディアに関する指標

インターネット広告に関する指標です。

 ペイドメディアに関する指標はたくさんありますが今回は筆者が特に難しいと感じた用語に抜粋して紹介します。

インプレッション数

インターネット広告が表示された回数を表します。

リーチ数

広告を表示したユーザー数です。

クリック数

バナーやリンクをクリックした数です。

広告費用

広告にかかった費用です。広告媒体によって期間やインプレッションやクリックなど、課金方法が異なります。ただしインターネット広告では、インプレッション課金やクリック課金が一般的です。

CPM

広告掲載料金の単位の一つ。インプレッション1000回あたりの料金です。

ポイント

CPM(円)=(広告掲載費用/インプレッション数)*1000

クリック率(CTR)

ポイント

CTR(%)=(広告がクリックされた回数/広告が表示された回数)*100=(クリック数/インプレッション数)*100

クリック単価(CPC)

ポイント

CPC(円)=広告掲載費用/クリック数

顧客獲得単価(CPA)

利益につながる成果を1件獲得するのに費やすコストを指します。

ポイント

CPA(円)=広告掲載費用/コンバージョン数

ROAS

広告の費用対効果を表す指標の一つ。

広告費用に対して得られた売り上げ金額の割合を意味する。

ROASが100%以下であればその広告キャンペーンにかけた広告費用は売り上げよりも高かったことになる。

ポイント

ROAS(%)=(売上/広告費)*100

ROI

投資利益率の略。企業が広告に投下したコストに対して、得られる効果の割合。

ポイント

ROI=(利益/広告などの費用)*100

モバイルアプリに関する指標

DAU:1日の間にそのサービスを利用したユーザー数を「DAU」という。

WAU:一週間のアクティブユーザー数

MAU:月間のアクティブユーザー数

課金に関して最も難しいのは「初めて支払いをしてもらうこと」である。

ポイント

新規課金率(%)=新規課金人数/課金人数×100

課金率(%)=課金人数/アクティブユーザー数×100

ARPU・ARPPU

ARPU:課金ユーザーと非課金ユーザーを合わせた全アクティブユーザーの平均購入額。

ARPPU:課金ユーザー1人あたりの平均購入額。

継続率にはログインボーナスや、プッシュ通知などの施策が挙げられる。

チャーン率:サブスクリプション型のサービスにおける解約率。

ポイント

今月のチャーン率(%)=(今月のサービスを利用を停止したユーザー数/今月のユーザー数)×100

つね-MukuTree

【富山の論理派デザインオタク】Webデザインとサラダボウル屋経営のダブルワーカー | 大学在学中にWebデザインと出会う→個人でお仕事をするようになる→大学卒業と同時にフリーランス | 成長を大事に日々お仕事をしています | フリーランス歴2年目、Webデザイン歴4年目 | Webデザイン・グラフィックデザイン・Webマーケティング・ウェブ解析 | お仕事のご依頼はお問い合わせから

お問い合わせはこちらから

-マーケティング