よく聞くけどよくわからんって人必見。
ビジネスの課題解決にも使えます。
デザインの勉強して一番身に染みて感じていることです。
デザイン思考とはユーザー視点に立ってサービスやプロダクトんお本質的な課題・ニーズを発見し、ビジネス上の課題を解決する思考法、つまり、デザイナーがデザインを考案する際に用いるプロセスです。
初めはデザインを見た目をよくすればいい。と思って学習していたのですが、やっていけばやっていくほどデザインってマジで奥深いです。
このデザイン思考がアーティストかデザイナーの明確な違いです。
例えば、このチラシはどこに張られるのか?これを見る方の年齢層は?知っている知識は?これを見た方にどんなアクションをしてほしいのか?などいろんなケースを考え、それに合う最適なデザインをする必要がデザイナーにはあるんです。よく「ペルソナ分析」とか言われるやつですね。
この考え方はほかのビジネスでも応用できます。
やりたいのはなんでなのか?そのニーズを鍛えることで希少価値の高い人材になります。
ハーバード大学デザイン研究所のハッソ・プラットナー教授が提唱した『デザイン思考の5段階』で紹介されている5つのプロセスについて
デザイン思考は「共感」「問題定義」「創造」「試作」「テスト」に分かれます。
まずは共感からサービスやタスクをユーザー視点でとらえ身体的・感情的なニーズを探ります。クライアントの痛みや課題から
共感するためには、ユーザーを観察すること、ユーザーに関わること、また観察と関わるを組み合わせることが大事です。
そして共感から得たものを結論にもっていくには共感で得たものを処理する作業が必要です。その第一段階が問題定義です。
問題定義は共感から得られた課題に仮設を立てるプロセスです。特にデザイン思考における問題定義は、焦点の絞りこみ行い課題解決の方向性を行います。
デザイナーならデザインの方向性をざっくり定めます。
僕の場合、問題定義は「なんで?」を自分の中で繰り返すようにしています。なんでデザインを頼んだのか?なんでお客さんを喜ばしたいのか?なんで売り上げをあげたいのか?何のためにHPを作るのか?どうやったら集客できるのか?・・・根本を見つけると
仮説を立てて問題定義をすると次のプロセスで明確な意図をもって作業ができます。
創造(アイディア)
制作する第一段階のプロセスです。問題定義に沿ってアイディアを出してユーザーの課題を解決するための案を出すプロセスになります。
アイデアの引き出しが多くなればなるほどこのプロセスは楽になります。
しかしこの解決策はあくまで一つの案です。何が良い解決策なのかを探るために後のステップのユーザーとのテストとフィードバックに繋がります。
試作(プロトタイプ)
アイディアのプロセスで固まったアイデアをもとにサービスや制作を作るプロセスです。最終的な解決に近づけるため、繰り返し制作します。
プロトタイプは料理でも、組み立てた機械、webサイトなどユーザーと対話できるものなら何でもありです。
テスト
試作のプロセスで作ったプロトタイプに関してユーザー、クライアントからフィードバックをしてもらうプロセスです。
テストを行うことで仮説が正しかったか、ユーザーのニーズに沿ったものになっているかを確認します。
仮説が違っていたら新しく仮説を立ててプロトタイプを制作をします。
実際にテストとしてものを見せることで今まで見えてこない着眼点も見えることがあります。
以上がデザイン思考のプロセスです。
デザイン思考では、一度形になったものを何度も改善や思考を繰り返してより良いサービスや物を追究することなんです。
この考え方はデザイナーはもちろん、いろんなビジネスシーンでもさらに言えば、あらゆる問題解決のシーンで応用できます。
いい商品を作りたい開発者、ものを売りたい営業マン、これから社会人になる新入社員に使える考え方です。
現在多くの人に求められるビジネスはニーズを理解した価値ある提供です。
ぜひぜひ身につけましょう!